Jun 06, 2007

ある驚き

 先日、「歴程初夏の朗読フェスティバル」に行ってみた。朗読会に行くことはほとんどないので、何十年ぶりだったかもしれない。  収穫は、作品と名前しか知らなかった詩人の実物を拝見できたこと。  海埜さんをはじめ、関富士子さん、和合亮一さん、粕谷栄一さん、八木幹夫さんなど。  とりわけ、”とり”の那珂太郎さんは、目も耳もずいぶん ハンディがありそうだったにもかかわらず、はっきりした声で、古典的な教養に裏打ちされた自作を朗読されたのには、感動した。  詩にそれだけ打ち込める姿勢がまぶしくてうらやましく思えたのかもしれない。    はたして自分があの年齢になったときに、どういう心身の状態になっているか予想できないが、少なくても、人ごみの中に出かけていこうという活力だけは、もっていたいものだ。  朗読会は苦手だが、そういう収穫もあるので、食わず嫌いはよくないのかもしれないと思った。    
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