Feb 06, 2008
職員さんがアシュクロフト
掃除の仕事でお世話になっている職員さんが、もう1年以上「リチャード・アシュクロフトいいですよ!」と云っていましたけれど、聴いてなかったです。それが先週借りてきたら、非常にいいのですよ。洋楽に関して、とりあえず誰か自分の友達がいいって云っていたら、聴いてみようって去年くらいから思っています。めずらしく意識的にそうしてます。
人がいいっていうから聴くというのは、まるで他力本願みたいですけれど。しかし、いつもいいって思うわけでもないし。「ああ○○さんがあれいいっていってたなあ」って時は、自分の心の中で、そこにいいものがあるような気がするって予感があるのですよ。友達が素敵だって感じてるものは何かって知りたいし。そしたら、ここは趣味が似ていて、ここはちがうなってわかるでしょ。
だから友達がいいっていうものが何でもいいわけではないです。自分でアンテナたてたり、センサーを働かすことによって、友達の云う音楽がひっかかってくるのではないですかね。そもそも洋楽は詳しくないですから、友達の話は貴重な情報源です。情報交換っていいますが、そこで交わされているのは単なる情報ではないと思います。
けれど、最近洋楽にはまっている理由がよくわかりません。友達も洋楽ファンばかりではないです。親父は演歌好きです。(関係ない)
さて、長々書きましたがアシュクロフトです。職員さんは演歌っぽいと云っていました。その例えは微妙だと思うのですが、確かに「人生」のややこしさみたいなものを美しくというよりは切々と歌っています。でも、セクシーさやキラキラがないわけではなくて。僕より2つくらい上です。粘り強いけれど、きちんと抜けるので重苦しくないです。綺麗な歌というより、沁みてきます。沁みてくるんだけどちょっと若造な感じもあって。まさに30代かな。
Richard Ashcroft - Check the Meaning
冒頭の詩はこんなです。
When I'm low, and I'm weak, and I'm lost
I don't know who I can trust
Paranoia, the destroyer, comes knocking on my door
You know the pain drifts to days, turns to nights
But it slowly will subside
And when it does, I take a step, I take a breath
And wonder what I'll find
歌詞カードの和訳見ながら、自分でちょっと訳します。(デタラメかもしれない;)
落ちこんで、弱気になったらさ、どこにもたどりつけない気持ちになる
そんなときは、自分が誰を信じていいか正直わからなくなるよ
異常に思い込みが激しい気持ちとか、何もかもぶっ壊してやりたいって気持ちがやってきて、俺のおでこをコツコツ、ノックしやがるんだ
その痛みは昼間をさまよい、夜へと持ち越されて日は過ぎる
だけど、本当に少しずつだけど、ちょっとずつちょっとずつやわらいでいくのかもしれないね
そしたらまた、少し歩いて、溜まった息を吐き出してみたい。
そしたら、その時何が見えるのだろうか。
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