Jul 26, 2007
音楽抜きで
梅雨も終わって、本格的に夏到来のようだ。掃除のお仕事をやっていると、たまらない。作業中、汗が、どんどん出てきて、けっこう辛い。よく一年も続いてるものだ。CDデッキも壊れている。なのに、買い換えていない。かれこれ一週間になるだろうか。かつては、音楽がないと死ぬとまではいかないにしろ、ちょっとそう思っていた。別にマニアックな音楽がすきとか、オタクとか、そういうわけでもないのだが。最近は、なぜか、音楽抜きでもいける。でも、あまりにも、遠ざかるとたぶんしんどい。節約月間なので、くるりの新譜は買ってない。どんなんかなあ。
ジンメルをぽつぽつ読む。美術評論も書いていて、意味はわからないが面白い。概念操作が多いが、確かなものもとらまえているとも感じる。ただ、モダニストの限界というのも感じる。対象に対して、遠い気もする。でも、最近こういう文章は見ていないので面白い。普通なのだが面白いフレーズをひとつ。
ひとりひとりが無数の先祖の遺産をまったく予想もつかない方法で混合し、自分の中に統合しているということ、これこそ人間の本性の豊かさに他ならない。ジンメル「肖像画の美学」
『血と骨』、『抱擁家族』、『全体性と無限』に感銘を受けて、感じたことが、このフレーズにも、あらわれている。自分の血の中にある、私の中の背景性(歴史)、莫大な異種の混合。それでも、まとまりであるように見えるなにか。詩を書くときよく感じます。すいません、自分でもいまいちまとまっていないので、何いっているかわかりません。
小説では、伊坂幸太郎も気になっている。面白いのかどうか。
昨日今日と、楽しい、満たされることが多かった。友達と遊んだり、いい知らせ(これは書かないでおこう)があったり。心が開いたり、笑っていられるうちは、まだ大丈夫かもしれない。スクーリングが始まったら大変ですが。
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