Jul 08, 2007
養護学校って名前変わってたの…
今日、朝日新聞の朝刊を読んでいたら、足立区の小学校は学力テストをするんだそうだが、ある小学校で、障害のある子が提出したテストは集計にはいれなかったのだそうだ。人によって意見はちがうだろうが、これもまずいが、まだ問題は少ない気がする。より問題なのは、区の学力テストの成績が学校のブランドに関わるため、小学生達に過去問をやらせたり、試験中に、先生が机をたたいて、答えがまちがっているよと教えていたんだそうな。その結果前年44位から第1位へ。大阪はまだだが、東京は学校選択制をしいているところが多いので、こういうことが起こるのだ。自分の学校の評判を上げようとしている。でも、区立は公立なんだから、色んな奴がいるのがいいと思うんである。勉強の出来る奴も出来ない奴もいるから、人間の勉強になるのだ。それなのに、学力テストの成績がいい学校に殺到しているという。親御さんの気持ちもわかりますよ。だって、勉強できたほうがいいもんな。やっぱ就職にも有利だし親心である。それに荒れている学校って恐いのは僕も思う。でも、自分の子どもをじっと見てやってほしい。子どもがどんな奴かしっかり見てほしい。僕は、学力という指標もひとつだと思うが、どんな人間になるか、人にしんせつできるかとか、いい奴かとかちゃんと自分の意志をもっているかとか金遣いがまともかの方が、世間に出てから役立つことが多い。要は人として信頼されるかどうか。これは鍛えられない。(頭のよしあしも実は鍛えにくいと思っている)だけど、大事なことだ。親でもないのにえらそうに言ってごめんなさい。それとこの記事の中に「特別支援」って言葉が出てくる。なんか自衛隊の活動みたいだが、ちがうらしい。養護学校の名前が変わったらしい、今年から。「特別支援学校」にかわったんだって。知らんかった…「特殊学級」とかつて呼ばれてもいたらしいが知らなかった。「特殊」はひどいかもしれないね。関西では「養護学級」と呼ぶのが多かった気がする。だから、変えるというのは一定の評価は出来る。発達障害の子をどうするかということもあるし。でもまあ、この手のきれいごとばっかりの改革っぽいが、きっとシステム構築的なことはあんまりちゃんとしてなくて、現場は人が足りないとかなんだろうな。ちょっと、文科省のページを覗いてみただけだけど。
まあ、養護学校や養護学級は、「ヨウゴ」というて、差別というか悪口を叩かれていた。文科省の狙いは何かわからんが、でも、名前をかえてどうなんだろう。けっこうイタチゴッコなんだな。精神薄弱が、「精薄」と呼ばれて、やっぱ差別されていたので、「知的障害」に変わった。でも、2ちゃんねるをみていると「池沼」(ちしょう)なる言葉が使われている。かなり多い。どうしようもない奴は一定いて、どんな手を使っても差別する。そして、その言葉を使わなくても、バカにする人はいる。むしろ、初対面だと障害者に対して、戸惑う人が多いのが普通だと思う。理解のあるフリをしている私も含めた色んな御仁もあやしいもんだ。だから、ここは、性悪説でいこうじゃないかと思ったりする。具体的には思い浮かばないが、みんなどっかで(被差別者さえ)差別者になりうる、それは絶対の悪ではない。相対のものだ。差別は人類の治らない病気だ。でも、差別しても、それは楽しくないよねという風になったらいい。差別の快楽というものがあるが、それは、あまり程度のいいものではない。怒るのも大事で大切な力になるが、怒るだけでは解決しなかったはずだ。これまでの闘争者で、伝説的な人物はしたたかだったはずだ。「特別支援学校」の未来もどうなんだろう。正直気が重い。
今日もオチビサンはおもろいのだった。「鷹の爪団」のまねをやりすぎたら怒られた。昨日おとついと寝覚めよい。涼しい。がんばって掃除した。
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