Mar 30, 2007
個人的な断章など
行動によって、現実を変化させること。それによって、素敵なものが見えてくることがあるかもしれない。同時に、破滅というか、絶望も光るだろう。全ての有り金をかけるとしたら。そういう感覚を持てているうちは、希望がほんの少しでもあるかもしれない。僕はこれならAというふうに考えるのと同じように、みんなもAという思考の道筋をとるだろうと、勝手に仮定してしまうこと。よくあること。気をつけねばならない。彼女にいわれて、気づいた。こういう思い込みを排して、懐疑論も排して、アプリオリな形式(人間が性能として元々持つ思考・直感形式)つまり、人間の思考の初期設定を明らかにして、万人が考え議論できる地平を作ろうとしたのがカントだろうか。だとしたら大事なことと思われる。まだわからないけど。知的障害者はその外部なのか?内部なのか?わからない。
以上、個人的な断章。加藤典洋『考える人生相談』読了。けっこう面白かった。ただの人生相談と思うと、少し驚く。現実って意外とおもしろいよって、つまんないなーっていっている人に云っていると思う。加藤の本には、個人的につまんない本もあることはあって、でもよく読んできたほうだと思う。好きなのは初期の批評や、『日本という身体』、『日本風景論』、『この時代のいきかた』。
片山洋次郎『整体から見る気と身体』。これってけっこう役に立つというか、単純に、からだって、そうなっているのねーという認識の発見がいくつもあって、面白い。介護やっているとき古武道の人と、養老さんの本を読んだことがあるが、何かつうじるものがある。今読んでいる。布村さんのブログに書かれてたのをきっかけに手に取った。
カント『プロレゴメナ』。『全体性と無限』を読んでいて、やっぱ、カントを読んどいたほうがいいなーと読んでいる。(レヴィナスの方は少しお休み)今最初の70ページくらい読み終わったけど、難しいけど論理自体はシンプルでけっこういける。どこまで読めるか?
通信教育のテキストが送られてくる。ずっしり重い。佐々本果歩さんが、ブログにtab3号の感想を書いてくれた。ありがとう。
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