Feb 02, 2007

『グエムルー漢江の怪物』

378

 ツタヤで借りたDVDで、見た。わりかしシンプルな映画じゃないかなあと思った。パトレイバーのパクリといわれているらしいが、僕は詳しくないのでわからない。この監督が韓国という「国」をどう見ているかがよくわかる。韓国の今の国の空気、勢い。先進性と後進性の微妙なアンバランス。日本もアメリカに対してそういうところがあるので、なんか、身につまされる。僕はいたずらな反米論者ではないけれども。そこがいいところ。軽いところもあるし、テーマは実はわりかた重いというか、弱者への愛というものではないのかとラストを見て思った。孤児、ホームレスへの。ダメ人間であるオヤジが怪物にさらわれた娘を助けようとして家族が団結する。この家族というのが、韓国のいろんな世代を切り取ったようで、こういうものなのかなあと韓国社会の戯画みたいに感じた。河原で売店やっているということは、やはり貧しい家庭なのだろう。それにダメ人間であるオヤジのオヤジもまた、若い頃はダメぽかったことがちょっと出てきていていい味になっていると思った。ギャグも適度にすべっていて、そのトホホ感も見ものである。アーチェリーのお姉さんがかわいいと思った。CGもよくできていると思う。
 昨日は頭痛で寝つきにくかった。今日はマシになっている。
Posted at 17:51 in nikki | WriteBacks (6) | Edit
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