Oct 02, 2006
スガシカオと槇原敬之を歌う
今日も疲れが出ているなと思う日であった。うとうとしたりしながら、時を過ごす。本もあまり読まなかった。少し元気を出そうとカラオケに行った。スガシカオをたくさん歌った。槇原敬之も歌った。スガの詩には毒がある。しかも歌うのは難しい。その点、槇原の歌は、毒がきれいに抜かれて純情可憐な歌になっていて、素直な気持ちで歌いやすい。これは全て個人的感想だ。しかし、スガのアンバランスなバランス感はすぐれていると思うのである。毒と言うのはスパイスとして、とても大事で、あまり歌われないだけに趣がある。槇原はとびぬけているところがあって、あまりファン以外には理解されていないのだが、大切なシーンを取り入れて、すっと胸に入ってくるのである。両者とも、技術的にとても高いミュージシャンだと思っているが、両者とも生き方という点でとても不器用なところがいい。この二人が両方とも好きな人というのは、あまりいないのだが、言葉を届ける人としてすばらしい。これもあくまで個人的感想です。歌ってて歌詞が入ってくるのです。調べてみると槇原の愛犬が亡くなったらしい。
両者の好きな詩人の違いも面白い。スガシカオは荒地派の鮎川信夫が好きで、槇原敬之は四季派の立原道造が好きだ。何となくわかる感じでしょ。
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