Apr 17, 2006
まんまるな夕陽
上記、写真のとおり髪を染めました。500円のヘアカラーで、彼女に塗ってもらった。思ったより色が出たので、びっくりした。彼女は笑って「誰?」とウケていた。写真ではあんまり色が出てないかな。スマスマにタモリが出て山下洋輔との出会いを語っていた。
その前に、散髪屋で髪も切ったのである。ぼくは外見のことはめんどくさがりなので、思い切った変化である。人から見たら、なんてことないけど。というか、なんてないことに満ちているのである。でも、髪の色を変えるのは、髪は神聖なものだから、結構大事だと思うのだ。心の変化だ。波長をかえるのだ。
国保払いに行って、散髪に行って、本屋(茂木健一郎「脳と仮想」、美輪明宏の本を買った)に行き、帰るときに、信号があった。信号で止まっていると、「夕陽がきれいやねえ」という声が聞こえ、知らないおばあさんが立っていて、ぼくの方を見た。ぼくに話しかけているのだ。「うん、きれいですねえ」と西の空に光る夕陽を見た。確かにきれいだった。「今日はきれいやねえ」とおばあさん、「まんまるですねえ」とぼく。「バス停はどこやろなあ」「あっちです」
ほんと、なにげに話しかけてきたのだ。本当に夕陽がまんまるだった。空は不思議にかすんでいた。風が吹いた。以前、よく駅前とかで、人に道を聞かれていたことを思い出す。普通の街で。すごいふつうだが、今日、神聖なものに出逢った気がするのはなぜだろう。
その前に、うちの親父は、今までどうやって純朴な性格をこの俗世で、生き延びさせられたんだろうと思っていたとこなのだ。けっこう苦労したと思う。親だからといって贔屓目にいうのではない。汚されずに、あまりうそをつかずに、つけずに。(親父は天然なのでうそがつけない)自分にもそんな血が宿っているのかなあ。そうだったら、いいなあ。
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