Mar 26, 2006
女王
今日は女子フィギアの世界選手権を見た。コーエンがいいなと思ったら、1位だった。やっぱり表現する力が全然違う。ミスするかしないかとは違う次元で戦っているなと思った。最近、白石一文の「僕のなかの壊れていない部分」を読んでいる。最近行っていないが、デイケアの人がいいといっていたのだ。最初は主人公の言動が傲慢に思えたのだが、だんだん違ってきた。主人公は、人が犯すあやまちに寛大なのだ。そこがいいかなと思った。でも神経質だし、寛大ではない部分も大きい。この主人公に「虚無感」みたいなものを乗っけるには、キャラの器が小さすぎる。そこがすごくしんどい。文章から見ると比べるのもひけるが、村上春樹とちがい、格段に下手だと思う。そういうところで、狙いとするものと文章がつりあっていない。でもいまいちな小説を読むのも勉強である。自分が日々いまいちだし、えらそうなことはあまり言えない。小説書けないし。すぐれたものを探す能力がちょっと減ってきた気もする。精神がビビッドでないためか。
フィギアを見たあと、さんまの「恋のから騒ぎ卒業スペシャル」を見た。なんか最近テレビばかり見ている気がする。スペシャルでは、ジャスミン(光岡)という女の人がいいなと思っていたら、彼女がMVPになった。東大の大学院で哲学を学んでいるそうだが、ちょっと空気は変なのだが、ああいう番組で品を保っている。「ニーチェはみんな踊るといったのよ」といっていたが、哲学理解も間違ってないみたいだ。で、ダンサーになりたいといって、さんまの歌にあわせて、変なダンスを踊っていた。「本をたくさん読んで、一億文字を超えると文字が躍るの」といっていた。
今週は何を書こうか迷っていた。正直内面的なことを書こうかと思ったが、止めた。無理にまとめる必要はないなと思った。思えば、ずーっと反省しているのだった。でも反省的意識で自分をのぞいてもキリがない。やはりなぜ介護をやめたのかというのは大事な問いになりそうだ。あれだけ社交的になり、外へ向かっていた時期は稀有だった。まだ内面が追いついていない部分もあったが、内向的だからこそ、にじみ出るものがあり、それが人を見つめる目につながっていたと思う。あの時期がなかったら、詩をつづけることはできなかったと思う。挫折は生産的でもあるなと思う。もっと遠慮せず前へ進めばよかったかもと思う。
彼女がスキーへ行く。
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