Oct 24, 2008
落ちてく
昨日500円の秋刀魚の塩焼き定食、食べた。そこは夜は近所の酔客におばさんふたりがビール出したりする店だろうと思う。昼はメインに小鉢三品とみそ汁とご飯の定食500円で出す。今日はメインをコロッケかだしまきか秋刀魚から選ぶのだった。テーブルが二つしかなく8人でいっぱい。オール相席。
近所の中小企業の社員とか学生とか。
株価は盛大に今日も下がってる。一時600円安を記録。
そんなの考えてもしかたねえ。しかたねえことはないが、事実上誰もなんとかしようがない。
帰りの電車で横山秀夫『半落ち』を読む。流行ってたときは読んでなくて。けど面白い。
もっと早く読んどきゃよかったー
落ち切るのは難しいよ。落ちたり昇ったりするよりも、それに惑わされぬ横の動きを。
Oct 20, 2008
上田現”ラルゴ”
素敵過ぎて苦しい。けれど何も問題はない。なんのことかというと友達がここのところレピッシュの亡くなった上田現のことを書いている。で聴いてみた。
バンドブームのとき、リンジンとかパヤパヤとか素敵な曲だと感じていた。
しかしユニコーンに当時かなり惹かれていた。
それからずいぶん時間がたった。
亡くなってから聴くなんて俺は無責任なリスナーな気もする。
けど聴いてすごかったのだから、ほんとにもう。
唯一無二。色気があって少し乾いてる。で、なんか懐かしい。ほんとに驚いた。
Oct 13, 2008
何かいいことないかな
河島英五"何かいいことないかな1991"河島英五の歌を演歌っぽく感じる人も多いかもしれないのだが、じつはこういう歌もあるよ。
これも青春の青臭い歌みたいに聞こうと思えば聞ける。が、この歌から青春だどうだということ以上の健気なもの、可憐なもの、素敵なもの、数え切れないくらい降り注ぐ星のようなエネルギーを受け取るのです。まあ、それはファンだからなんだけど。
途中「なんかええことあらへんか」「なんもええことあらへんで」のところで、やはりみんなイライラしていて…と歌うけれど、ここですごくリアルな感じがするのです。
河島英五のうたは、草とか雲とか土に囲まれて、そこからどんどん天井破りに、また、地平線めがけて、土の中深くへ、どんどん自分が広がっていく感じがします。ただ広いのではなく、どうしようもなく「今ここ」で生きているという充実と寂しさも満ちていくようです。
自分の住み慣れた土地でも、そうでなく知らない場所でも苦しいが、様々な人が生きている。その当たり前のことを思い出す。赤ん坊として生れ落ちることが、異なる宇宙とか自分の知らない世界に来てしまうことなら、「何かいいことないかな」とソワソワ、不安になりながら、でもそこに愉快なものを感じていたい。
この世界は恐いところ、見慣れないところ、それがいつからか気づいたら、自分の居場所になる。そのことの恐さと面白さ。
しかし、英五若いぜ。僕が唯一生で聴いた英五の歌はこの歌だったなあ。