Sep 28, 2009

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Sep 02, 2009

つれ(づれ)

寒いの嫌いです猫

前に出した詩集のあとがきに、

毎日さみしい人の話を聞いています

というようなことを書いたけれど、

正確には違う。

さみしいひとというのはむしろわたしなわけで、

わたしの職場へ来るひとは、だいたいは

すごく生きようとしているのだなと感じる。

ひとの出してくるエネルギーはつよい。

わたしは化学変化?するようです。

特に無理をしているわけでなく

関心、といっていいのかわからないけれど、を、持って

積極的にそのひとを聞いているのだけれど、

いちにちが過ぎると、

胸から腕から、それから頭の奥のほうが、いっぱいいっぱいになっていて

あまり関心を持てなかったひとの、話していたことでも、

染み込んではいるんだな、と気づきます。

そう感じているだけで

個人としての感情的な

言葉はなにも、出なくなる。

抑制する癖がついたのかもしれない。

そんなとき、受け取った人からの手紙に、

「今度またおしゃべりしたいですね」、

などと書かれてあると、

かんたんに涙がわいてくるから、

それが化学反応、

栓がずれるのかな、栓をしているつもりはないのだけれど、しているのだろうか、

なんて

人ごとのような感傷が。面白いような、

ひとこいしいのか煩わしいのか、ひとこいしいのだろうけれど

わからない感じも悪くないな、と。

ひととも距離があるし、じぶんともまた距離がある。

ひとと距離があったのは昔からだけれど、じぶんとも距離ができてきたのはここ一、二年のこと。距離を寄せるべきなのか。

と、こういうことをつらつら書くと、うんざりして削除してしまうはめに。削除はいけないよ。

写真のカーテン、前の部屋で使っていた寸足らずのまま。猫の動きがよく見えてよいところもあります。
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