Mar 12, 2009
アジアとヨーロッパの肖像・その1
この美術展は「神奈川開港・開国150周年メモリアルイベント」ということで、「神奈川県立近代美術館・葉山」と「神奈川県立歴史博物館」の2箇所で開催されたものです。前者は「逗子駅」からさらにバスで20分、後者は桜木町から歩いて10分、こんなに遠いところまで行って、しかも2箇所観るのはしんどい。それに予定していた日がことごとく雨にみまわれて、ほとんどあきらめていたのでした。しかし沼津漁港まで日帰りができた快挙(?)に勇気づけられて、いただいた招待券を無駄にすることなく、晴れた日を選んで、どうやら決行いたしました。この美術展には正直に申し上げますと、大きな期待を抱いてはいませんでしたが、これは浅はかな判断でした。美術品の充実とそれが語りかけてくる「アジア」と「ヨーロッパ」の文化の開国以前と以後とのおおきな歴史の流れが観られました。
それにつきましては次回書くことにいたします。・・・というのは、この「神奈川県立近代美術館・葉山」と「神奈川県立歴史博物館」の周囲の風景、建物の歴史なども大きな収穫だったからでした。すでにご存知の方には新鮮ではないでしょうが、わたくしには予想外の収穫となりました。
(神奈川県立近代美術館・葉山です。建物のうしろは海です。)
(神奈川県立歴史博物館です。)
この建物は大空襲を免れ、大震災にも壊れることのなかった古い建物です。この建物に沿って「馬車道」があります。幕末に幕府は神奈川(横浜)を開港させ、「吉田橋」に関門を設け、それに開港場側から至る道が馬車道となりました。
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