May 13, 2005
カスバの女
今日の清水哲男さんの「増殖する俳句歳時記」の一行コメントは『日本人拘束。外人部隊と聞いて,「カスバの女」を思い出したのは不謹慎でしょうか。』と書かれていました。
「カスバの女」
涙じゃないのよ 浮気な雨に
ちょっぴりこの頬 濡らしただけさ
ここは地の果て アルジェリヤ
どうせカスバの 夜に咲く
酒場の女の うす情け
唄ってあげましょ 女(わたし)でよけりゃ
セイヌのたそがれ 瞼の都
花はマロニエ シャンゼリゼ
赤い風車の 踊り子の
今更かえらぬ 身の上を
実はこのわたしも、先日有楽町駅で友人と待ち合わせて「有楽町であいましょう~♪」を口ずさみ、銀座の画廊への途中にある、マロニエの並木道を歩きながら、友人とともにふと口ずさんだ歌がこの二番でした。運よくマロニエの花が咲いていました。
貴方も女(わたし)も 買われた命
恋してみたとて 一夜の火花
明日はチュニスか モロッコか
泣いて手をふる うしろ影
外人部隊の 白い服
哲男さんはこの三番を思い出されたのでしょうか?
歌というものはとても不思議ですね。たとえばおバカなことばかり繰り返していると「どこまで続くぬかるみぞ~」と軍歌などを歌いだす御仁もいます。ううう~ん。不謹慎か???
写真と本文は無関係です(^^;)。
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