やんまさん手作りの「世界で一冊の詩画集・空白期」です。




 二〇〇六年十月三十日正午頃、玄関のチャイムが鳴りました。「どなた様ですか?」「郵便局です。お届け物です。」「はーい。」ハンコを持ってドアーを開けました。書籍にしては大きすぎる、中身がわからない。贈り主のお名前は俳人の「やんま」さんとなっています。ドキドキしながら袋を開けると、縦24センチ。横23,5センチ、厚さ3,5センチの大ぶりのアルバムでした。





 開いてみて、さらに驚きました。詩集「空白期」に収められた全編に、やんまさんが「奥の細道」ではなくて「ぼくの細道」と題した写真集におさめられている写真を配して下さった詩画集なのでした。わたくしの詩はすべて、やんまさんが入力されたものと思われます。だって「詩作品のテキストを添付で送って下さい。」というメールは頂いていませんもの。。。それだけでも大変な作業だったと思いますのに、その詩のそれぞれに、ふさわしい写真を一枚づつ・・・言葉が尽くせません。全部ご紹介できず残念です。

 前詩集「砂嵐」を読んで頂いた時には、全作品三十二編すべてに、たった一日で俳句をつけてくださるという離れ業をなさって、びっくりするやら感動するやらだったのですが、今回の贈り物には、もっと驚かされました。あまりにも嬉しくて涙が出ました。ありがとうございました。


 2006年10月31日  高田昭子記