(2005.7.3~)
12月25日 年末のイルミネーションとクリスマスカード
灰皿町の清水さんたちと西新宿のユニテで飲んだ木曜日、はやめにでて東急ハンズでカレンダーなどを物色した。JR新宿駅の南口からハンズをへて紀伊国屋に至る高架式の通路には毎年イルミネーションが飾り付けられる。
年末の連休前ということで人出も多い。
これは高島屋の前あたりの舗道の飾り付け。。
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画像をクリックすると拡大表示されます。
着せ替え人形なるものをはじめて買ったのは今年の春先のことで、まだ一年もたっていない。そんなわけで今年は、予想だにもしていなかった人形元年の展開となった。人形たちがはじめてむかえるクリスマス、ということで、いろんな情景写真を撮影したり(ブログに掲載)、カードをつくって遊んでみた(^^)。
12月18日 紅葉日和
二階の寝室の窓辺にひよどりの声がかまびすしい。
関係ないけど枕元の電球の傘を買わなくては。。。
近づいてガラス越しに撮影。きょろきょろしている。
ひよどりがいってしまったので、窓を開けて撮影した。
ところで、この崖の楓は立地のせいか毎年紅葉が一番遅い。
おもてのほうではすっかり終わって庭いち面に散り敷いている。
傾いた新聞受けも直さないと。。。
咲いているのはサザンカで、椿はまだみない。。
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追記 12月20日)
18日の日曜日には、PSPの会(竹内さん主宰の詩の合評会)に参加したのだが、
二次会の席で福士大さんから参加者の皆さんにクリスマスプレゼントが配られた。
紙袋の中にクッキー入りの小箱(ギフトセット)やカードが入っている。
これは福士さんの勤めておられる社会福祉施設・工房絵の制作になるものという。
カードには「kouboukaiのXmas展」の案内が書かれている。
「kouboukaiのXmas展」
工房絵の作家達の描くクリスマスカード中心の展示会。
(ほかに手作りバッチやアクセサリー、ポストカードなど、
期間中は、このギフトセットも販売)
日時12月13日〜25日(11:00~19:00)
場所 茅ヶ崎駅南口下車kouboukaishop
tel 0426-83-2123
帰宅してギフトボックスをあけてみたら、
きれいな天使を象ったバッチが入っていた(^^)
12月11日 夕暮れの多摩川散歩
また電気店の帰りに柳山公園に寄ってみた。遠目からみた銀杏の黄葉がきれいなので、撮影しようと思いたったのだが、樹の傍には4、5人の女学生がたむろしていた。立ち去るまで待とうと川の方を眺めたらシラサギがいた。
さらに対岸に目をうつしたら、ハンカチの木、じゃなかった。シラサギの木が。。
夢中で鳥を撮影していたら、あとからベンチにきたジャージ姿の男の人に、鳥を撮っているのか、と、声をかけられた。軽く返事をすると、唐突に、写真代を払うからおれの写真をとってくれないかなー、故郷にいる親におくるから、などという。そのばの思いつきのような、酔ってるような調子に気圧されして、これはデジカメなので写真屋では現像できないのです、などと適当に応えて早々にひきあげた。おかげで銀杏は撮れずじまい。。。
川筋にそった遊歩道を下流にくだる。ありふれているかもしれないけれど、ススキがみごとだ。
今度はカラスが集まって休んでいる木をみつけた。
川原で水浴びをしているのだろうか。ねぐらに帰る前の憩いのひとときという感じだ。
ちいさな月。
日が短くなっていて。これは、まだ4時をすぎたころ。
白金をとかしたような飛行機雲がきれいだったのだが、色がまるででていないのだった。。。
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電気店でもとめたスイッチつきのコンセントを設置した。これで人形の家の三つの室内照明がきりかえられる。もうひとつは二階部分に設置した小型スピーカーのもの。スピーカーにはiPodがつないであるので、設定してスイッチを入れると二階の窓から音楽が流れいでる(^^)。
さっそく人形たちはダミアの「暗い日曜日」をきいたりしている。。
12月4日 秋の工作
楓が色づくといかにも晩秋という感じになる。
毎年屋根の樋は落葉で埋もれてしまう。
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二階の窓からみえる隣家の楓も深紅に紅葉している。。。
と、いうのは間違いではないけれど、
この家は、ブログの「平日版日記」にものせているミニチュア。
このところ、この工作にかまけていた。。
こういう感じで家の中に人形の家をつくっていたのだった
(画像は制作途中のもの)。
11月27日 秋の柳山公園
すこし風があると枯葉の舞い散るこの頃。蛍光灯が切れたので買い物に行ったついでに、家電ショップの裏手の多摩川沿いにある柳山公園に立ち寄った。
雰囲気があってなかなか好きな場所だ。
水がみえるとほっとする。
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庭は桜紅葉でにぎやか。
菊はまだ咲いている。
11月20日 御苑散歩
昨日の土曜日、なぜかこのところ、この寒い時期に毎年恒例になっている新宿御苑の散歩をした。今回の参加者は、清水鱗造さん、海埜今日子さん、足立和夫さん、高田昭子さんと、私。
苑内は紅葉や黄葉が美しい。かりんが実をつけていた。
これは落ちていたかりんの実をひろってきて、鱗造さんが
ワインオープナーで種を採ろうと試みたときのもの。
芝草のうえで昼食時、池の方角の空にかかっていたきれいな雲。
「らん展」の準備中だった温室にも立ち寄った。。
苑内の花は、薔薇などの他は、さすがにあまりめにつかない。これは季節はずれのようだが、「十月桜」の樹。
帰路の銀杏のいろどり。
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草地の上で足立さんのみつけたカマキリ。今年の御苑散歩のささやかな記憶になるだろうか。。。
11月13日 秋のひかり
昨日は木枯らし1号(晩秋から初冬の間に吹く、風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風)が吹いたという。庭の桜もケヤキも、ときおり落葉の雨をふらせていた。。
11月6日 北村太郎の会
昨日の土曜日には、横浜の神奈川県立近代文学館で開催された「北村太郎の会」にでかけた。今年のこの会の開催日を知ったのは、数日前のゲストブックの関富士子さんの書き込みを通してで、偶然この文学館には先週足を運んだばかりだった(前回の項参照)。文学館は、港の見える丘公園内にある。画像は公園から横浜港を眺めたパノラマ写真もどき(数枚の画像をつなげてある)。
この会は荒地派の詩人北村太郎を偲ぶという趣旨で正津勉さんほか有志の方がはじめられた催しで、毎回多彩なゲストを招いて毎年一度この季節にひらかれている。それも今年で13回目になり、有志の方たちのご尽力でこれまでの会の講演内容などを収録した本も出版されている(『北村太郎を探して』(北冬社刊))という、ささやかながら充実した催しなのだった。また私ははじめて関さんに教えていただいて出席した98年以来、毎回のようにネットでこの会のことについてふれているので、興味のある方は、ご覧下さるといいと思う(どこに書いてあるかについては、昨年の吸殻山日記11月7日の項を参照)。
今回は、いつものように正津勉さんの司会で、前半がゲストの白石かずこさんの講話と詩の朗読、休憩を挟んで、後半はかって北村太郎のエッセイや詩集を数多く出版されていた出版社、小沢書店のもと社主長谷川郁夫さんの講話、という構成だった。白石さんは、北村太郎とは北園克衛の主宰していた同人誌「vow」関連の集まりではじめて知り合ったということなど、交流のエピソードをいくつかお話され、北村太郎の詩「センチメンタルジャーニー」や「かもめ」を朗読された。
ちょっとしたハプニングのようで面白かったのは、白石さんの朗読後、会場に白石さんとご一緒に来られていた新川和江さんからも貴重なお話を伺うことができたことだ。新川さんは、そめーんのつけ汁に芥子を入れて食べる方法を北村太郎に教わったという。こうした思わぬこぼれ話がきけるのが楽しい。
小沢書店社主として北村太郎の詩集やエッセイの編集出版に携わっておられた長谷川郁夫さんからも、荒地派と「ユリイカ」の関係など、いくつもの興味深いエピソードを伺うことができたが、長谷川さんも、親子丼のつくり方を北村太郎に教わったことがあるという。その内容がすごく詳しいので驚くと、「僕はそば屋の息子ですよ」といわれて納得されたというのが面白かった。
会が終わったあと、二次会が中華街の六福楼というお店であったが(ここのコース料理は盛りだくさんで美味しかった(^^))、予約時間までのあいだを会にご一緒した高田昭子さんと公園内のローズガーデンを散策したりイギリス館(元イギリス総領事官邸)を見学して過ごした。以下はローズガーデンで撮影。
シャルル ドゥ ゴール
オレンジ スプラッシュ
クリスタルバンダーポスト
10月30日 かぐわしい菊の季節。
菊の季節がやってきた。
まだこれからというところ。
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昨日は高田昭子さんと一緒に渋谷のGALLERY LE DECOで鈴木志郎康さんの写真展「My多摩美上野毛」を見た(開催は本日まで)。同じ部屋では側面をわけて石井茂写真展「「Light Scape」ー光景ー」もひらかれていて同時に楽しめる。魚眼レンズを使った鈴木さんの作品は大学キャンパスの風景や学生さんたちのスナップ写真が被写体になっている(自画像写真もあった)。魚眼レンズというのは、フレームがまるく切り取られているので、ふつうの写真作品のような鋭角的な感じがしない。風景もすこし周辺が彎曲した局面にのるような感じになるのだが、これは被写体のせいかあまり気にならなかった。学生さんたちのくったくない笑顔が印象的。なかに若い女性と幼児の写っている写真があって、この人は学生結婚して出産された方だと会場におられた鈴木さんからお聞きした。そういえば、どの写真にも鈴木さんの長年の大学教授生活の記憶が介在しているのだろうなあ、と、展示写真の極私的側面に気付かされたことだった。
展示会場を退出して、そのご新宿ベローチェで清水鱗造さん、足立和夫さんと合流してユニテで飲む。前日が私の50ちょっとの誕生日だったので、高田さんがプレゼントしてくださったもちこみワインで乾杯(撮影は木嶋容子さん)。
その前日、つまりは私の誕生日当日のことだが、この日は横浜のみなっこ(即席造語=港の見える丘公園)にある神奈川県立近代文学館で開催中の「日本の童謡展」に、高田昭子さん、村野美優さんとご一緒した。北原白秋、西条八十、野口雨情といった近代童謡の創始者たちの作品をはじめ、まどみちおや、金子みすずなどの作品が、写真パネルや自筆原稿などの展示をとおして詳しく紹介されている。ここ数年ほそぼそながら関心を失っていない金子みずずの作品やその背景となった大正昭和初期の童謡がテーマなので、興味をもって観覧したが、とくに、金子みすずの残した三冊の手帖の実物や、アメリカから関東大震災の見舞いとして日本各地の小学校や幼稚園に寄贈されたいわゆる「青い目の人形」(ネリーとヘレナ)がみられたのはたのしかった。童謡の原稿の展示をみていると、ついうたごえが起こる(^^)。この展示会は十一月十三日までやっている。
コーヒーを飲んだ大佛次郎記念館。
10月23日 秋たけて。
このところ、雨模様のはっきりしない日々が続いていた。暗い庭でぼっとはなやかな山茶花の赤。
さすがに次々に違う花が咲くという時節ではない。庭隅ではホトトギスとシュウカイドウがめにつくばかり。
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これは、パンだ。と書きたかったわけではないけれど(^^;、パン屋さんでみかけて、思わず買ってしまった。クリームのあん入り。
はりねずみのパンと、カボチャのパン。こんがり焼けたカボチャの種は芳ばしくておいしい。
10月16日 秋の庭 その二。
サザンカが咲き始めた。
ムラサキシキブはしっとりとした実をつける。
ホトトギスの白い花。
だんだん萩の風情が感じられるようになってきた。
デジカメを使うようになって花の様子に注意がむくようになった。それまでは見ていても見えていない、というようなことだったのだろう。たぶん世の中にはそういうことが他にも沢山あるのだと思う。しかし、なにかが見えるようになることは、別のことがみえなくなる、ということではないだろうか。以前はなにを見ていたのだろう。
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エアープランツなるものを園芸店で求めた。人形たちのリヴリーの島にちょうどいい大きさだ(^^)。エアープランツは、米国南部から南米にかけて広く分布している「アナナス科チランジア属」の植物のことで、樹木や岩場などに着生して空気中の水分を葉から吸収して生きている、という。大きいものは確か新宿御苑の温室でも見かけたことがある。たまに霧吹きで水をかけたり、月に一度くらいソーキング(一晩水にひたす)すればいいと、解説サイトにある。
おまけ。これは一緒に買ったひとつ100円の多肉植物の鉢。ちいさいのでやはり人形のジオラマ用に(^^)。
10月9日 秋の庭。
今年もホトトギスが咲きはじめた。この画像ではハチがとまっている。
金木犀のきつい香りに酔えるのは毎年数日のこと。
ハギ
ヤブラン
シュウカイドウ
秋の草花はやさしい、とどこで読んだのだったか。
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有働薫さんのブログ「道ばた日記」(10.4)のなかに、「あそびすと」というサイトのことが紹介されていたので検索してみました。有働さんへのインタヴュー記事はこちら(^^)。
10月2日 クロコダイル朗読会のことなど。
これは損保ジャパン本社ビルの42階にある東郷青児美術館のフロアからの眺め。白っぽいビル群で埋め尽くされた景観のなかに、新宿御苑の緑がひろがっている。
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二日の日曜日に渋谷のパブ「クロコダイル」で開催された詩の朗読会「変遷の詩学」に行った。この店を会場にした毎年一度の朗読会は、今年で11回目になるという。
以下に会場で撮影した朗読風景のスナップ写真を記念に掲載。いつものことですが、手ぶれなどで映りが悪いのはへたなせいで申し訳ない。なお、撮影させてもらった出演者の方には無断掲載です。差し支えあれば削除しますので、お手数ですがご知らせ下さい。
当日の感想記を、小川三郎さんが灰皿町のブログに書かかれています。
9月25日 中央公園にまた行った。
9月初旬に行ったときは蕾だった彼岸花が満開になっていた。
ニセアカシアの林の道沿いに咲いている。
その道をさらに少し行くと塔がにょっきり建っている。
以前から用途が気になっていたので、犬を連れて散歩している人にこの塔のことを聞いてみた。建設省が管轄している電波塔ではないかという。そういえばパラボラアンテナのようなものがついているのがみえる。
花壇のスナップ。
けっこう遠くからやってきてバーベキューなどをするひともいるのだ。
このお椀をふせたような木の形は、なかなか気に入っている。
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紙粘土でリヴリーの人形をつくった。それぞれ短時間でいいかげんに造ってあるので、よくみるとでこぼこなのだがそこはそれ。つくって二日ほどおいてからアクリル絵の具で色を塗った。左からスナイロユンクのピックルポックル、アメノヒグラシのボジュビジュ、ワタメのエレニ。なんだかわけがわからないかもしれないが、前者がリヴリーの種名で、後者が固有名だ。遊んでいるとついこういうことをしたくなる。
9月18日 ヨコハマに遊ぶ。
横浜の桜木町駅を降りて美術館やランドマークタワーに向かう動く歩道に乗って行くと、港の方に目につく大観覧車。あれにいつか乗ってみたいと思っていた(^^)。
ということで、先日桜木町で横浜詩人会主催の詩の朗読会のあった日に灰皿町の高田昭子さんをお誘いして、すこしはやめに行って、乗ってみた。こういう遊戯施設に乗るのは数十年ぶりということになるだろうか。
高いといっても地上百数十メートルで、ランドマークタワーにはかなわない。
これは、大観覧車を降りて赤レンガ倉庫前を経由して山下公園にむかって行く途中でみかけた倉庫。たぶん有名なのだと思う。びっしり繁茂して風景画みたいになっている蔦の葉のグラデーションが見事というしかない。。。
その後、中華街にも寄り道して(^^;、午後6時からの詩の朗読会「ヨコハマポエトリーリーディング2005」をきいた。一人が持ち時間5分程度のオープンマイクの朗読会ということで、すこし若い人たちのビート派みたいな熱弁の朗読を覚悟していったのだが、印象では、横浜詩人会の主催ということもあったのだろうか、しっとりと聞かせる詩の朗読が多くて、どちらかといえば、オーソドックスな朗読会という感じだったように思う。ただゲストのジュテーム北村さんの朗読は、これまでも何度かきいているのだが、やはり朗読の技量としてとびぬけていたように思う。そこに聞く人をひきこむような独自の空間をつくりだす、というようなことを司会の柴田千晶さんがおっしゃっていたが、吉岡実の作品「僧侶」の朗読など、早口でこきみよい正確なリズムで速射砲のようにくりだされる硬質な言葉の連鎖をきけるのは、ちょっと他ではあじわえないスリリングな体験だといえよう。
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土曜日には、「初秋の宵どきピアノ」というコンサートにでかけた。演奏者の小松正史さんは環境工学の先生で、環境音楽関係の著作やCDもだされ、演奏活動もされているという、いわゆるマルチ人間というべきか。パンフレットには即興演奏とあったけれど、実際はこれまでのCD収録の作品が主体の演奏会で、テーマの展開部など、形式のまとまった作品が多かったように思う。うちあげで演奏者の小松さんや、演奏会のご案内をいただいた生野さん(近々灰皿町のブログにも書き込みをはじめられる予定という)たちと飲む。
9月11日 だんだん秋になる。
中央公園にいった。
もうすぐ彼岸花が咲く。
コスモスはもうちらほら。
ススキも穂をのばしている。
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二日続けて二階の窓に飛んできた。
9月4日からNHKテレビのBS2で、成瀬巳喜男監督作品の映画特集がはじまった。昼夜放映される日もあるので、とても24本全部は見切れないが、夜8時からの放映分は毎日楽しみにしてみていた。これまで「めし」「妻」「晩菊」「山の音」「放浪記」を見た。川端康成原作の「山の音」をのぞくと、ほかはすべて林芙美子の原作小説の映画化だ。このうちの4作に上原謙がでていて、高峰秀子と原節子は二作にでていた(^^)。林芙美子の自伝小説の映画化「放浪記」は別格にして、夫婦仲の冷え切った二人暮らしの家庭に身勝手な親戚の家出娘が飛び込んできて波紋をひろげる「めし」、夫の不倫と妻の懊悩のてんまつが描かれた「妻」、金の亡者のような高利貸しの元芸者が主人公の「晩菊」、夫の浮気を堪えしのぶ妻と彼女をいたわる義父の心のふれあいを描いた「山の音」と、1950年代の庶民の生活風景を描きながら、たいてい寒々しく壊れかけた家族関係のなかで人の直面する寂しさや孤独感に照明があてられていて、どの作品も扱われているテーマはけっこう暗い。けれどそういうなかにも登場人物たちの所作やセリフに飄とした味があるという感じだ。これまで作品としては「山の音」、役者としては「晩菊」の杉村春子がよかった、などと勝手なことを。
今週は本宅のKIKIHOUSEの詩の小部屋に「山本かずこ詩集『いちどにどこにでも』の感想」という一文を掲載しました。。
9月4日 はやくも9月になった。
アブチロン。
アルストロメリア。
ニオイバンマツリ(名前はぺこさんによる)。
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美術展にいったこと
火曜日にユニテに飲みに行くのにかこつけて、高田昭子さんと誘い合わせて、渋谷でやっていた「ムットーニ展」と「ギュスターブ・モロー展」をはしごした。
「ムットーニ展」は、からくり人形の展示会で、新聞にのっていたと海埜今日子さんから情報を教えてもらって勇んででかけた。予備知識はまったくなかったのだが、最近では人形ときくと、たいてい体が動くようになっている(^^;。作品の多くは箱のなかに人形が設置されていて、いろんな仕草をする。照明がついたり、音楽がなったりと、人形の動きそのものは単調でけして派手ではないけれど、ひととき夢の世界に誘われるという感じで、楽しかった。
パンフレットは買わず、撮影も禁止だったので、画像がない。それで急遽(さっき(^^;)、見本のようなものを制作して撮影してみた。
展示作品は、こんな感じで稼働時間がくると、照明がついたり、人形が回ったりするのだった。。
ギュスターブ・モローはかなり好きな画家で、パリの自宅を改造した美術館に行ったり、モンマルトルの墓地にお墓を訪ねたりしたこともある。長年のファンで、日本で開かれた美術展を見たのはこれで3度目だ(^^)。
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夕方窓を開けておいたら、半ダースほどとびこんできたチャバネアオカメムシ。蛍光灯に、ばしばし体当たりしていたが、いっさい関知せず(これは天井に貼り付いていたもの)。。
今週は本宅のKIKIHOUSEの詩の小部屋に「有働薫詩集『ジャンヌの涙』の感想」という一文を掲載しました。。
8月28日 台風シーズン到来
いま庭先でいちばん元気のいいシュウカイドウ。
台風の雨のせいか横むきになったホウセンカははじけそうな莢をつけている。
これはラン。どんなふうに咲くのかな。
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なんだかつれづれに撮影
ブルーベリーのジャム。あっさりしている。自家製のもらいもの。
こし餡をかけたアイス。すごくあまい。自家製。
これは鉄扇(下の扇は100円ショップで購入したもの)。
財部鳥子の小説『天府 冥府』に鉄扇がでてきたので、懐かしくなって出してきた。叔父が護身用につくらせたものだという。叔父は若くして戦死したので、その後一時期は母の護身用だったのかもしれない。金槌がわりに使われた形跡がある。
8月21日 晩夏のひかりと木立
新しい花がみあたらないので木や空を撮影した。
ほぼ真上をみた角度。
遠くに椎の木の梢。手前にサルスベリの花のシルエット。
崖ぎわには、結構竹がしげっている。
夏場はうっそうという感じで生い茂る崖ぎわの木々。
まだ日射しが強烈だ。
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清水隣造さんが最近ブログ(8月13,16,17日の項)や編集室/雑記帳(8月18日の項)で書かれていて、ごく一部で噂になっている(^^;ポエムカード。先日頂いたので、宣伝をかねてここでも紹介したい。
それぞれ大きな発行ナンバーの記されたポエムカードには、紺地に緑色の文字で一編の詩が印刷されていて、シックな仕上がりだ。今回発行されたのは1〜3(詩の作者は1、桐田、2,田中宏輔さん、3,清水隣造さん)までの3種類だが、これからだんだんナンバーを増やしていかれる予定というので、やがてユニークな詩のアンソロジーのようになっていくかもしれない。食玩のように集めたい(^^)。
ご注文・お問い合わせは隣造さんにメールで。
(カード1枚50円、送料80円、封筒代など20円(切手可))
今週は本宅のKIKIHOUSEの詩の小部屋に「海埜今日子詩集『隣睦』の感想」という一文を掲載しました。まとまったテキストを本宅にのせるのは久しぶりなので、これも宣伝。
8月14日 ゆく夏。
ブルーベリー。色づいた実はすでに収穫されていた(^^)。
オオバが繁茂している。これはそうめんなどの薬味に。
サルスベリの花は夏ときりはなせない。
これはアルストロメリア(と、ぺこさんより)。
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先週の日曜日が立秋だったという。
夏がなかなか過ぎないとメールに書いたら、
もう残暑ざんしょ、と返事をいただいた。
ウィキペディアで立秋をひいたら、
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」(藤原敏行)
という和歌がのっていた。「さやかに」も「おどろかれ」も、
擬音じゃないのに、日射しや梢のざわめきが、すっとよぎる感じがする。
窓外はまだ蝉の声。
8月7日 暑い毎日。
今日も晴天。洗濯ものを干したあと庭で撮影した。
ノリウツギの花。
パンダスミレ。
ハナキリン。
クマツヅラ科の花(花の名前はペコさんより)。
いつもはカメラを向けないような小さな花を撮影。
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昨日は灰皿町の方たちと待ち合わせてユニテに行った。めずらしく店内で撮影。
店の一画には詩誌や詩集の陳列コーナーがある。
ノートパソコンの講義風景(足立さんと容子さん)。
鱗造さんは『Debian GNU/Linux 徹底入門 sarge対応』という本を、高田昭子さんは、財部鳥子著『天府・冥府』という小説など数冊を買ったばかりということで、それぞれご持参だった。私は西武新宿駅ビル「ペペ」の8階100円ショップで、こういうものを買って行ったのだが、つい言いそびれた(^^;。。
扇子と、まあ小物です(^^)。
7月31日 盛夏
連日好天で夏らしくなった。
久しぶりに近所の川沿いの公園に行った(撮影日は29日)
これは2001年9月の台風で倒れた木立の切り株。
一時はベンチがわりになったが、今はひこばえが生えているようだ。
オニユリだろうか。
蝶がとまっている。
なにもない草むら?
画像をクリックすると隠れている虫がわかります。
ここからは庭の花。
ヒメヒオウギ
ムラサキシキブ。
二種類ともぺこさんに名前を教えていただいた。
さりげなく咲く花にも奥床しい名前があるのだなあ。
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先週の日曜(24日)には、詩誌や詩集の展示即売と朗読のイベント「東京ポエケット」に行った。今回は(いつもだが)ブースを持たない気楽さで、開催時間中に何度も近くの喫茶店に出入りして自由に遊んだので、ゲストの方の朗読など聞き逃してしまった。会場にみえた清水鱗造さんと、灰皿町に新しい住人の方をお誘いした。お誘いしたといっても、事前に相談してのことでなく、お酒を飲んだりしていて、つい話の流れでそうなることがほとんどなのだが。
当日ポエケットで頂いたり買ったりした詩集や詩誌。今回は食玩の猫(バンダイの「ナーゴコレクション」)を100円で販売しているサイトがあって驚き、嬉しくなって(^^;さっそく二匹買い求めた。私も蒐集している食材や料理のサンプルものの食玩がけっこう余っているのだが、箱詰めのほたて貝や椀子そばセットでは、欲しい人はいないかもしれない。
7月24日 梅雨明け
梅雨があけたというのに、なかなかすっきりした夏という感じがしない。撮影日(22日)も曇天。
ユリ(だぶんカサブランカというのであろう)
カシワバアジサイ。重く房なるという感じ。
今の時期、庭ではホウセンカがめだって咲いている。これは白いもの。
ルリマツリ。
カンパネラ属の花(ぺこさんによる)。
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これは、オオボウシバナ。昨日ぺこさんが送ってくださった包みが届いて、さっそく植えたところ、今朝(24日)みたら咲いていた(^^)。
ツユクサの仲間というが、大ぶりで美しい。
河合民子さんから頂いた沖縄からの絵葉書には西表島のミナミスナガニが。
7月19日 島への小旅行
16日から18日にかけて式根島、新島に二泊三日の旅行に行った。記憶のホットなうちに。。
16日、竹芝桟橋で清水鱗造さんと合流して7時50分発のジェット便で式根島に出発。11時頃に式根島野伏港に着き、宿の送迎車で民宿「とうべい」へ。一休みして徒歩で北上し、泊神社をみて海岸へ。今回は、泊、大浦、中の浦と、海水浴場をはしごした。帰路には細い尾根道のような「小鳥の小道」を抜けて、「湯加減の穴」を撮影、「温泉憩いの家」で汗を流し、偶然みつけた「開発総合センター」に寄って、据え付けの無料パソコンコーナーから灰皿町にアクセスしたりした。帰宿後は夕食、近くに散歩するなどして就寝。
17日は朝食後、宿をでて野伏港に向かい、連絡船「にしき」で新島へ。送迎車で民宿「吉田屋」に投宿。昼食に寿司屋「まると」で島寿司をたべ、前浜ビーチで泳ぎ、十三社神社まで散歩したりして宿に帰り夕食。夜は花火をしたり宿のパソコンで灰皿町を覗いたりして遊んで就寝。
18日は朝食後、宿の送迎車で港まで送ってもらい、十時半のジェット便で帰路につく。浜松町で鱗造さんと昼食後駅で別れて、午後三時過ぎに帰宅。。
今回の旅行は昨年の8月1日〜3日の旅行(日記参照)とほとんど同じ旅程ということもあり、「なんとなく滑らか」(清水さん曰く)という印象だった。内容的には、式根島では、昨年行かなかった方面に足をむけて島を半周したので、これで山岳地帯をのぞいて、ほぼ海沿いの景勝地をすべて歩き回ったことになる。新島は三年連続の訪問で、特に遠出もせず、見慣れた風景のなかでくつろいだという感じだ。スカシユリやハマユウの花、コーガ石の家並み、鶯とセミの声。緑の落とす濃い影と強い陽射しと潮風。自分の中でだんだん記憶の風景として根付いてきた。
泊海水浴場。ここの売店には食べるものがカップヌードルしかなかった。海辺の砂浜でカップラーメンを食べたのははじめてだ。
民宿「とうべい」の庭のハイビスカス。夕方にはひっそりと巻き閉じる。
式根島はスカシユリが最盛期だった。
中の浦海水浴場で。
坂の上から臨む野伏港
連絡船待合所のマスコット。
新島にはコーガ石の建物が沢山ある。
カイズカイブキの花(花の名はぺこさんより)。
これは猫。
猫のアップを追加。
ノウゼンカツラの花(花の名はぺこさんより)。
情況の蘇る細道。
「春の岬 旅のをわりの 鴎どり
浮きつつ遠くなりにけるかも」
季節は春ではないけれど、旅の終わりに良くうかんでくるうた。
7月15日 今度の日曜はパス
明日から小旅行に出かけるので17日・日曜の更新はおやすみです。
ツキヌキニンドウ(花の名はぺこさんより)
7月10日 雨と曇りの日々
紫陽花。
梅雨も後半にはいり、しっかり咲ききったという感じだ。
バラ
実物はちいさいのにぽっちりと。
ブーゲンビリア
ネットでみると日照不足は苦手らしい。
コンロンカ
去年の11月にも画像をのせていたのだが、ぺこさんにまた名前をお尋ねしてしまった(^^;。ネットでみると咲くのは6月から9月とあり、あれは温室栽培だったのではないかと思う。半年でまた花をつけるとはすごい。
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以前この日記で「トムピリビ」という歌を探索中に、原詞(シャンソン)を翻訳してくださった村野美優さんが、このほどル・クレジオの長編小説『はじまりの時』を翻訳され、出版の運びとなった。ここでも宣伝しておきたい(^^)。。
『はじまりの時』(上下)(2005年7月10日発行・原書房刊・各巻2200円+税)
7月3日 梅雨の半ばをすぎて
梅雨前線が気圧配置の関係で日本列島の南北にぶれて、列島中央部にかからない。ということで、例年より雨量が多かったり、水不足になったりと、地域によって様々な影響がでているようだ。テレビで水不足に悩むミカン農家の様子を報道していたが、ミカンの木は、水分が足りないと一定量の実にしか栄養を与えない。つまり特定の実だけ育てて、あとは犠牲にするのだという。木の下には1センチにもみたない青いミカンの実が散乱していた。これも子孫を残すための智恵というのだろうか、きびしいものだと思った。。
アジサイ。
ホウセンカ
ダルマノリウツギ(ハイドランジア)と札にある。
前回オオハンゴウソウと紹介したけれど、ぺこさんより、ルドベキアの可能性大とのこと
オカトラノオ(この花の名もぺこさんに教えていただいた)。
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今年も半年が経過。ファイルが重くなってきたので、これまでどうり一区切りにして、フアイルを新しくしました。1月から6月までの日記は、トップページの「過去の吸殻山日記へ」のメニューからご覧下さい。