ARCH 個人誌・同人誌情報 ARCH

<file No.4>

●発行者のアドレス情報は管理人までメールでお問い合わせください。


ARCH個人誌『クィクィ通信』

ARCH同人誌『分裂機械』

ARCH


ARCH個人誌『舶』

ARCH同人誌『鼎』

ARCH同人誌『銀猫』

ARCH......

ARCH同人誌『erection』

ARCH個人文芸・写真誌『暗い部屋』

ARCH同人誌『りんごの木』



return
ARCH


ARCH 誌名「クィクィ通信」(個人誌)

発行者(問い合わせ先) 石川為丸

創刊年月日 1997年5月27日
発行間隔 不定期で年3回程度
最新号の発行日 2012年5月1日(14号)
最新号の執筆者 石川為丸
最新号の内容 詩集評。

詩誌の形態 B5版8ページ
配布形態 郵送、手渡し
定価(送料も) 200円(切手可)
発行部数 必要なだけ

バックナンバー 有り(日焼けしているが)
次号予告 ...

***

発行者コメント
 クィクィとは、沖縄の山原(ヤンバル)に棲息する
飛べない鳥、ヤンバルクイナのことです。
 こんな鳥に仮託するところもあるかもしれません。

(情報記載・2012年12月)

石川為丸さんによる、
宮城松隆詩集『闇の人影』についての詩集評、
「我方のリアリズム」が掲載されています。


return
ARCH


ARCH 誌名「分裂機械」(同人誌)

発行者(問い合わせ先) 井原秀治(問い合わせ先:ヤリタミサコ)

創刊年月日 ...
発行間隔 1年に2回
最新号の発行日 2007年10月15日(第19号)
最新号の執筆者 田中宏輔 辻元よしふみ
キキダダマママキキ 荒木時彦 小笠原鳥類
青木栄瞳 阿部裕一 大杉卓二 井原秀治
ヤリタミサコ
表紙装画コサージュ・未生響

最新号の内容 詩11編。
クリティック、覚書。

詩誌の形態 A5 60ページ
配布形態 注文してください
定価(送料も) 500円
発行部数 ...

バックナンバー 若干あります
次号予告 ...

***

発行者コメント
 基本的にはカゲキを貫き通せる同人制です。
 毒を撒き散らし続ける力があれば、歓迎します。
 ちなみに、主催者の井原秀治は北園克衛の「VOU」同人。。

(情報記載・2007年10月)

新しい道を眺める人

           キキダダマママキキ

(担う者は振り返らない)
われわれは死後から
再生した(ミスプリント)、
今日は今日である
きみは肉体を所有するが、きみは
果たして重力のみを食べていたというのか
吐き出したものを飲みこんで
生まれてくる者がある、
怖がっているのか
飢えたシーツを抱きすくめる人よ

(わたしたちは、反転するかと思われた
 急階段を上り、
 古びた巨石に落ちている穴に耳を当て
 「これは胸の奥に流れる川の音だ
  しかも、薄い皮膜に被われている
  川の流れだ
 「人は違い
  きっと遠いね
きみは夢を見ていた
母を入れ替える夢を見ていた、そして
乳をいつまでも見送った
わたしたちは笑った、互いの承認を
ただ眺めて、足を投げ出して
夜に轆轤が回ったのか

果物を配す老婆の腰はもう折れて、
助からない人の口は水すら望まぬ
ギッと歩き、
落雷せぬ心に裂ける皮膚
そうだ、帰ろう
帰らなければならない
乱暴に記憶を搾り出し
屋根の上に放り投げるわたしたち
日射しがまぶしいというより、なつかしいですね

はるか遠い月と目の前に雲は流れ、そして背で
守るあなたを
ただ突き抜ける光よ
広いと思うか
やがて海に入る舟
わたしは見た
あなたが足を閉じ
空白を抱えたのを、確かに!


 
「分裂機械」no.19所収


return
ARCH


ARCH 誌名「舶 -TUGUHUNE-」(個人誌)

発行者(問い合わせ先) いつき・たつき

創刊年月日 2000年4月1日
発行間隔 隔月15日刊(当初月刊、正月号等アリ)
最新号の発行日 2001年11月15日(第11号)
最新号の執筆者 いつき・たつき
最新号の内容 Theme:シュールな世界(詩5編)

詩誌の形態 不定形(A4またはB5のペーパー)
配布形態 池袋リブロ3Fぽえむぱろうる、郵送
定価(送料も) 郵送送料のみ
発行部数 不定(現在120部程度)

バックナンバー 2号より再発行可能
次号予告 未定

***

発行者コメント
 紙選びにこだわって製作している詩誌です。
 毎号テーマを設置し、時に随想がつきます。
 寄稿大歓迎。

(情報記載・2001年11月)

 「ショーウィンドウ」
           いつき・たつき
終電が過ぎても
ガラスの中の着飾った少女たちは
変わらず豪洒で
とおくを
見ている

ノリワスレはそこに居る?

光がなくなると
人はなにも見えない
淡色ガラスの貴方の双眸が頼りです

ケムに巻くよな提灯や
銀の匙はいらない

今日の孤児を
どうか一晩相手してやって
流行りの服に皺寄らぬ程度に


「舶11号」11号所収


return
ARCH


ARCH 誌名「鼎」(もしくはkanae)(同人誌)

発行者(問い合わせ先) 時任暁

創刊年月日 2000年7月7日
発行間隔 季刊
最新号の発行日 2001年11月3日(第6号)
最新号の執筆者 奈月奏 氷狩水精 時任暁
最新号の内容 奈月奏  一日散歩(6)―青春18きっぷの旅(準備編)―
       氷狩水精  詩3編
       時任暁  連載小説「BLACK」第2回

詩誌の形態 A5版中綴じ(縦横不定)
配布形態 池袋リブロ3Fぽえむぱろうる、郵送
定価(送料も) 郵送送料のみ
発行部数 50部

バックナンバー 若干あります
次号予告 未定

***

発行者コメント
 文学好きの同高校卒生が3人で行っている文芸誌。
 それぞれに味のある文を書いている。
 時任は、他所にていつき・たつきの名前で詩活動を行っている。

(情報記載・2001年11月)

「……そんなんじゃ、ない」
「じゃあ、なに?」
 何時の間にか握りしめていたこぶしが、軽く震え始めた。
「……興味が無いとは言わない。ただ、その本を好きな人がいるとは思ってなくて嬉しかったのが……主意」
 彼の目が面白そうに光った。その薄い唇が吊り上げられる。
「……興味はどれくらい? やっぱり一目ぼれ?」
「悪いけどそんな甘い想いはない」
「……へぇ、それは光栄だ」

連載小説「black」より抜粋
「鼎」6号所収


return
ARCH


ARCH 誌名「銀猫」(同人誌)

発行者(問い合わせ先) 池田瑞輝

創刊年月日 1999年8月28日
発行間隔 年四号
最新号の発行日 2002年2月1日通算9号)
最新号の執筆者 飯島 章、池田瑞輝、今成寛、
三枝 治、中里諒子、井上悠一郎
最新号の内容 詩13編
連載エッセイ「つれずれの酒」、「貘さんへ」

詩誌の形態 毎号60ページほど
配布形態 郵送。「まほろば」でも入手可能です。
定価(送料も) 頒価\400 送料\180
発行部数 200部(八号)

バックナンバー 2,5,6,7,8は少しだけあります。
次号予告 ...

***

発行者コメント
 まほろばで生まれた詩誌「銀猫」。
 同人は飯島章、池田瑞輝、今成寛、三枝治、
中里諒子、井上悠一郎。
 11/27/2001よりHP開設。
 URLはhttp://homepage3.nifty.com/ginneko/top.htm

(情報記載・2002年2月)

「でも歌いつづけよう」

柵の中でいちめんに生い茂る夏草の
どこかにぼくたちはいるのだ

老いぼれて
ただそこにあるコンクリートの廃墟のように
風や雨粒や陽射しを刻み込まれた
黒ずんだ目尻の皺 そして霜降る髪を
老いぼれたあかしとはせず
恋や愛の名前で呼ばれたぼくたちの
いちゃつきや辛い諍いが
いまもまお生きていて
たてがみ靡かせ
ギャロップで駆けているのだと

その熱い風を切る音
蹄鉄で蹴り上げる大地の痛ましいほどのしぶき
それらがいまぼくたちの身体に
ようやくとどいたのだと

 飯島章「競馬場跡で」より
「銀猫」9号所収


return
ARCH


return
ARCH


ARCH 誌名「erection」(同人誌)

発行者(問い合わせ先) 柴田千晶

創刊年月日 2001年10月20日
発行間隔 季刊
最新号の発行日 2005年9月15日(通算6号)
最新号の執筆者 岩佐なを 北大路翼
柴田千晶 渡辺玄英
経ますみ(表紙デザイン)
最新号の内容 詩・俳句・エッセイ
同人による「ヴァーチャル・ハウス・ゲーム」(日録)

詩誌の形態 A5版 44頁
配布形態 池袋西武「ぽえむ・ぱろうる」
定期購読会員募集中!(柴田までメールにてお申し
込み下さい)
定価(送料も) 500円(送料無料)
発行部数 300部

バックナンバー 創刊号在庫在り(僅少)
次号予告 ...

***

発行者コメント
 誌名の「erection」には「建物」という意味がある。
この詩誌を共同住宅と考えて付けた。もう一つ「勃起」
という意味もある。勃起し続ける体力と想像力と精神
力を保ち続け、ここを面白い場にしたい。女だってち
ゃんと勃起する。公序良俗に泥団子をぶつけるような
詩誌を目指してます。(柴田)

(情報記載・2005年10月)



グリコ堂きゃらめる館
それは何だかわかりません
記憶の崖っぷちをたどっていくと

声もない
すくわれない犬の舌
低い影だけが舗道をよこぎる
さびれた街があって
(たとえば人通りの途絶えた吉祥寺みたいな
かたすみの
ほの
暗い路地を抜けると
そこにはグリコ堂きゃらめる館(笑)

館の入り口には
壊れそうな扉
(壊れているのか壊れかかっているのか壊れつづけているのか
それを開けますか?
(ほんとにそれ開けますか? ほんとに開けてもいいんですか?
きっとそこには綾波レイの等身大フィギア48万円相当がずらりと並んでいるから
きっと綾波はホータイも痛々しく右腕を首につって点滴をうけているから
きっと綾波は学生服にカバンの格好でトーストをくわえて学校に駆けていくから
きっと綾波は嵐の中で無表情に狙いをさだめて使途を狙撃するから
きっと綾波は砂漠の人魚
(たくさんの人の形・・・
きっと綾波は爆弾を抱えて土砂降りの雨の中を自爆するために駆けていくから
いたりするから
痛いから
なぜだか涙がとまらないから
扉をあけないで
ここで立ち止まって何故ボクはここで泣いているのかを考えてください
もう折りたためない
二度と修復できない
正常でありつづける狂気を
どこまで耐えられますか
きみはすごく正しくて、おかしくなっている
らぶりいだが、みにくい。


渡辺玄英「きゃらめる館(砂漠の人魚」より

       (「erection」第6号所収)


return
ARCH


ARCH 誌名「暗い部屋」(個人文芸・写真誌)

発行者(問い合わせ先) 堀田展造

創刊年月日 2002年1月20日
発行間隔 毎月20日予定
最新号の発行日 2002年3月20日(第二号)
最新号の執筆者 堀田展造 近藤耕人(寄稿)
最新号の内容
 詩・堀田展造 「空洞都市」
 写真・堀田展造   「姿なき散歩者 1」
 エッセー・近藤耕人「映像の終焉」
 堀田展造・「プレーンの日々」(連載1)」

詩誌の形態 B5版64ページ
配布形態 郵送いたします
BERG(JR新宿駅東口地下構内にあるギャラリー喫茶店)
定価(送料も) ¥300  (切手でどうぞ)
発行部数 40部

バックナンバー 創刊号は二部残っています。
増刷を検討中です。
次号予告
 詩・堀田展造「白夜回廊」―空白のクロニクル
 写真・堀田展造「姿なき散歩者 2」
 寄稿論文(予定)・近藤耕人・浜田優・他
 堀田展造・「プレーンの日々」(連載2)

***

発行者コメント
「イメージと言語」を写真・テクストにより考えたいと思います。
 寄稿大歓迎。
HP http://www.geocities.co.jp/Bookend/9136/index.htm

(情報記載・2002年4月)

冠水は交差点の上空一杯に達していた
暗い谷底の蛇口から ちぐはぐに
 水音が落ちる
 夜が氷の気体になる
 掌に 鳥の羽の心臓
カサカサと放電を止めない



〈私〉 幸運にも生きたまま 剥き出しになり
交差点を行き交う銀鱗の偽死体の一つ
星空に溶けていく電飾夜光虫の群れ
〈私〉 ガラスケースの片方の靴を履き 流線型の魚になり
横腹を打ちつけ ぴくぴくする生白い脳髄を
海底深く埋めようと 海溝の渓谷を彷徨うだろう 生きている内に

  堀田展造「空洞都市」第一章「腐食する蓋 1」冒頭より
(「暗い部屋」第2号所収)


return
ARCH


ARCH 誌名「りんごの木」(同人誌)

発行者(問い合わせ先) グループ「りんごの木」
目黒区目黒1-5-10 中目黒マンション301 荒木方

創刊年月日 2002年3月1日
発行間隔年3回程度
最新号の発行日 2017年8月1日(46号)
最新号の執筆者支倉隆子 山本英子
わたなべ麻里  みぃ えみり 荒木寧子

大和田久(表紙写真)

最新号の内容
 詩8編 後記

詩誌の形態 A5版22ページ
配布形態 郵送。
定価(送料も) ¥500+送料160円
発行部数 300部

バックナンバー ...
次号予告
...

***

発行者コメント
 春とともに、新しい詩誌が生まれました。大勢での
出発です。創刊号はこんなふうになりましたが、いろ
いろな意見を参考に、試行錯誤を繰り返していきたい
です。みんなの本でありながら、それがまた一人のも
のであるような詩誌。そんな詩誌を目指して努力した
いと思います。(山本楡美子・創刊号後記より)

(情報記載・2017年8月)

新緑の風
      わたなべ麻里

朝の手のひらに風を当てる
窓から囁く薄緑の光りが
夢の叢を思わせる
触れていく唇が 指先が
瞳が サボテンの花になっていく

一杯のコーヒーが
神経を目覚めさせる
心が 脈を打ち
僅かで ささやかな機能が
残骸のような 魂を酔わせる

深く 静かに 言葉を発し
照れた仕種で 見返したのは
いつの頃か
ありとあらゆる思いで
求めた新緑の力

愛は病み
無益な問いばかり
投げては
誰かを困らせた時代

痛ましい日差しに溺れ
青々とした激しさに
耐えきれず
季節と刺し違える覚悟で
互いの感情の放射に
いがみ合った
新緑の中で

真っ直ぐに生き急いで
守ったのは
結局
珈琲色の哀愁

新緑の風に微笑んでいる


(「りんごの木」45号所収)


TOP

ARCH