灰皿町の桐田真輔さんのブログで人形たちがモジリアーニの作品を鑑賞しているのを見て、数年前にテート・ギャラリーで開催されたモジリアーニ展を思い出した。そのとき印象に残った美術学校の女学生の絵を後日色鉛筆で真似てみたのだが、うまく真似できなかったのを覚えている。目が著しく違っているのだけれど、顔の幅とかも色々違う。わたしが描いたのはもう少し年上の女性に見える。なかなか難しい。
モジリアーニがこの絵を描いたのは二十世紀初めで、この女性が通っていた学校はその昔女性の生徒を受け入れなかったのだが、この絵が描かれたころにやっと受け入れを始めたらしい。
桐田さんのブログの記事にもこの絵があった。
桐田さんのモジリアーニの記事、おもしろいです。
最近の人形の配置によるストーリー表現も楽しいですね。
南川さんの美術探索と、ご自分の心の動きとの関わりの記述も興味深く読ませていただいています。
「顔」の記憶やいざ描くときの捉えどころなど不思議ですよね。
とりあえず顔の輪郭から始めるのですが、以前地元で見に行った絵画のデモンストレーションでは、
画家さんが猫の顔を目から書き始めていました。特徴のある部分から描き始めるのがいいというのが
その画家さんの説です。
桐田さんの、ちょっとした評論集のようで、私も楽しく観ています。
身内に絵描きがいるもんで、こういうタッチの違いがよくわかります。
模写でも、個性的なのは良いと思いますよ。
たしかにそっくり描く必要はないのですが、元が可愛らしいので残念です。
色鉛筆は思ったよりもおもしろいです。