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日録、風のなかで話しましょう


2006年3月

2006/3/31(fri)
BBSティッカー

teacupの掲示板の新しい機能です。
ホームページやブログに掲示板のヘッダーを表示できます。さて、この日録のCGIを通してうまく行くかどうか。
 

 
http://ticker.teacup.com/

2006/3/15(wed)
真昼の、白い月

午後の4時に見える、真っ青な雲ひとつない空に昇る白い、真昼の月。遠くに見える山脈のよう。
 
実際にそこには山も谷も大自然が、地球の系に繋がれた球体のうえにのっています。
 
いま外に出ると、澄んだ夜空のなか、天頂を覆い、射すような光、満月。
 
3日まとめて8時間の睡眠しか取れてない疲れた頭には、適度な寒冷さとともに、なぜか心地よいものです。
 
これからは桜も咲いて、華やかな春の宵。楽しみですね。

 
※もう本当に寝てない、忙しい、へとへと。弟が新しい店を開いて、捲き込まれています。テレビにまで報道されて。もぉー。※
 
浜松べんがら横丁、「十味座和」

2006/3/5(sun)
地震火災危険

損保ジャパン社が、「自前」の火災保険で地震火災危険を担保する保険を発売するというニュース。
 
説明すると、損保各社が引き受ける火災保険に付帯している地震保険は、保険会社で損害のすべてを補償し切れない分、日本国政府が「再保険」を引き受けて運営しています。日本の地震危険は、よその国の保険会社が引き受けてくれない、かつ全額を補償すると、保険会社も政府も倒産してしまう。それゆえ「縮小担保」と言って、主契約の火災保険の保険金額(補償限度額)の30%から50%に掛けられ限度が設定されています。
 
まだ詳しい保険約款や保険料率のデータは入手していませんが、今度の保険はその別枠の補償のようです。それゆえ合わせて100%の火災損害の補償も実現できるようです。(報道の記事を見る限り、倒壊など、火災以外の損害は駄目なようです。)
 
しかし保険代理店をしていたものの目からすると、家計保険としては一般に火災保険は自動車保険と違って保険料の負担感の大きな分野です。
 
保険数理からすれば、自動車でも火災でも保険会社の、保険料の事務経費を除いた、危険補償の部分割合は同じはずですが、この負担感、事故率が大きく違うからでしょうか。(損害率が同じということは、通常は自動車保険では大半が自賠責で対人賠償が支払われる、物損事故も4〜50万円までの保険金支払いなのに、火災保険は一件あたり数千万円になる。)
 
地震保険付きではなくても、一般に火災保険は、大半が安い、保険ならぬ共済に流れている現状で、果たして販売できるかどうか、少しく疑問を感じます。
 
もっとも主契約の火災保険金額を減らしてもよいなら、過度に部分保険(保険金の支払いのとき減額される。)にならない限度で、浮いた保険料を地震の補償に廻すなどの方法もあります。
 
例えば私は現在の家財の保険、はじめ不動産会社が持ってきたプランでは保険会社の補償基準を超過していたため、その分で地震保険に入るよう計算して見ました。私が扱っていた保険会社の計算では、大体保険期間2年で同額になると思っていたら、10円安くなりました。こんなものです。

 
(被害が広範囲に及び、保険として成り立たないことの対策としては、総支払限度額の設定がありますが、ここでは略。ただ契約件数が少なくて、現実感があまりない。)

2006/3/2(thu)
シングル・ファーザー

いま離婚して子供を抱えた、独身の男性の苦難をテレビで紹介しています。私も結婚もせずに、病気の母親の世話、介護をした経験からすると、大いに同情するところもある。離婚して子供を抱えた、独身の女性と違って国の補助もない。(おそらく世間の理解もない。)
 
と思うところだけど、結婚していないで独身であることの差別もある、と私は思う。仕事に支障があるだけではなく、独身の女性ともども、彼女たちが受けるのと同様な性的な偏見もある。まさか死ぬか生きるかの病気を経験した、と言って回るわけにもいかない。こういうことは、誰も取り上げてくれないのですね。
 
この状態で、私は30代・40代とおもに奥さん方相手の保険屋をして、家では母の食事から身の廻りの世話、病院では女性病棟で看病にあけくれていたのですよ。苦痛があっただけでなく、体力も限界で、母親の死後、数年は体が不調でした。
 
結局、標準的な夫婦で生活していないひとには、世間は無知であるか、切って捨てているのですね。無責任。「もういいかげんにしろ。」、と言いたくなる。



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