保険金不払い問題
損害保険代理業の仕事を20年近くしてきたので、良心的であろうとすると、黙するわけには行かないのだが、またも保険会社の保険金不払い問題。 テレビを見ていると、損保が生命保険まがいの不慣れな商品を売ること。お粗末な研修体制。営業本位。複雑化した保険。 私に言わせると、最大の一番大事な問題が抜けています。 熟練した代理店・熟練した社員が離職・退職してしまった。もしくは熟練したひとたちがいても、営業本位のために、もっとも肝心の保険サービスに専念できる体制に保険会社が無いこと。 こういう業界の体質を作ったのは、「私設の官営企業」と言ってもよい保険会社を指導している保険行政でもある。 おそらく今日テレビに出演されていた保険会社のひともうなずくであろう、このことは報道されない。 どうしてこの国は、等閑にふされてしまった問題には甘いのだろうか。判らないまま、だれも首を振り続けるしかないようだ。
|
|